慣性を考えると、ちょっと動いたら、そのまま動き続ける、これが自然でしょう。
回転運動も同じだと思います。
天体が回っているのは当たり前の状態だからというのが、この問いに対する答えです。
そんなバカなと思われるかもしれませんが、止まっているほうが特別の状態なのです。
回っているのは運動の一つの形態ですが、運動の形態には無限のバリエーションがあります。
ゆっくり回る、すこしはやく回る、はやく回る、さらに…、逆にまわる、逆にゆっくり、逆にはやく…、という具合です。
その様子を数字の指標で表せば0から始まって1、2、3…、さらに、、…と無限の運動状態に表すことができます。
これに対して、止まっている状態には、はやいもゆっくりも、逆向きもなく、一つのバリエーションしかありません。数字の指標の0の状態です。
つまり、無限のバリエーションの中の唯一の状態ですから、特別の状態ということになります。
というわけで、太陽も月も火星も木星も、そのほか宇宙のあらゆる天体は自分自身の軸の回りをグルグル回っているのです。