あまり気にしておりませんが。
離すとおいしいらしいです。
スキヤキといえば、肉としらたきは欠かせません。
ところが、これが相性の悪いもの同士というから困ってしまいます。
しらたきは、コンニャクを細く糸のようにしたもの。
コンニャクイモの粉に、ぬるま湯を加えてこねたものに石灰を加え、できた固まりを細い穴から熱い石灰水のなかへ押し出して作ります。
このしらたきに含まれる石灰が問題なのです。
石灰のカルシウムには、肉が熱によって固まろうとするのをはやめる働きがあって、柔らかさを身上とする肉にとってありがたくない存在、さらに、肉の色を黒ずませる働きもあるというダプルパンチなのです。
狭いスキヤキ鍋の中で至難の技ではありますが、できるだけ両者が触れ合わないようにするのが通のやり方といえそうです。