いちょう、拍子木、短冊、ぶつ、みじん、これなんだかわかりますか。
すべて調理の切り方の名称です。千六本というのもそのひとつですが、大根に使われること
が多いようです。
というのも、千六本という言葉はもともと「繊羅蔔」からきたもので、繊は繊維を、ろふは大根を意味します。
つまり、大根を繊維にそって細かく切るという意味だったのが、呼び方も千六本というふうに変わり、しだいに他の野菜にも使われるようになったのです。
千六本という切り方は、千切りより少し太めのマッチ棒ぐらいの大きさ。
千切りよりも細い切り方はしらが切りとぃい、しらがネギとかしらが大根などといいます。
しらが大根というとなじみがないかもしれませんが、「刺身のツマになっているあれ」といえば誰でもわかるでしょう。