「地震、雷、火事、おやじ」と昔から言われるように、人々は雷を恐れてきました。
今でも時折、校庭に落雷して小学生が死亡したり、ゴルフ場でゴルファーに落雷したという悲報が報じられます。登山中の雷も要注意です。
では、自動車に乗っている最中にゴロゴロ鳴り始めたらどうすればいいでしょう。
自動車はボディーのほとんどが鉄ですから、落雷の可能性があります。
特に北海道のような広さとした所や、周囲に高い建物がない場合は確率が高いと思っていてください。
しかし、もし落雷しても、乗客は感電しません。
雷の電流は車体表面を通って地面に抜けるので、車内を通ることはないからです。
飛行機の場合も同様で、機体の避雷計に落雷しても、機体表面に電流が流れるだけ。
たとえ機体に小さな穴があいたとしても、乗客には気づかれないことが多いようです。
もちろん、落雷が燃料に引火するという心配もありません。